信用取引残(売り残、買い残)の増減に注目

信用取引はしなくても信用取引のデータはしっかり読めるようになろう。


信用取引。

これは難しいものがあります。

買いにしろ、売りにしろ、なかなか儲からないでしょう。

そのため私は、投資初心の人には、
信用取引はしない方がよい。

こう勧めています。

中にはそれに対して、

「余計なお世話だ」

と起こりだす人も少なからずおられるのですが、
ほんとに信用取引は儲かりにくいのです。

もっとはっきり言って、ほとんどが損する。
こうなっているのが現実です。

なにしろ信用取引とは、通常はレバレッジをかけて株を買うのですから、
ちょっとしたことで株価が下げたりすると、すぐに損してしまいます。

それでもいまは昔と違い、
少ない資金で信用取引が出来るので、
利用者が急増しています。

私が信用取引をはじめた頃は、
大手証券で3000万円ほど、
中小証券で300万円ほどの資金が必要でした。

ところがいまは30万円で可能という会社が多いので、
利用しやすくなっているのは、
うまく利用すれば儲かるチャンスが増えることになり好ましいのですが、
なかなか儲かりにくいという現実を考えると、
利用しやすいのも善し悪しと言ったところです。




なにしろ市場の思いがけない急落より、
最悪の場合、追い証がかかって(新たに資金をいれなければならない状況)しまい、
中にはそこで市場から追い出されてしまう。
こんな人もいるほどですので。

そんなにリスクの高い信用取引のデータである

信用売買残に注目、

というのは一見矛盾する印象を与えてしまうかもしれません。
しかし誤解しないでもらいたいのですが、

信用取引をしようといっているのではないのです。

信用取引のデータしよう。

こう言っているのです。

株で稼ぎ続けるのに非常に有効なデータだからです。
それゆえ、信用取引をしていなくても、

信用取引のデータである

信用買残 ⇒ 信用取引で株価が上がると期待し、買われた株の量を示している

信用売残、⇒ 信用取引で株価が下がって儲かることを期待、空売りされている量を示している

これらのデータを読むことで、
上昇確率の高い株、反対に下落確率の高い株が分かるのです。

だから信用取引はしていないので、
そんなデータはどうでもよい。

こうはなりません。

信用取引をしていないから信用データは見ない。

こんな人が多いのはもったいない限り。

リスクも非常に高くなります。

で、何をどう見ればよいのか。



前述したように
売り残と買い残があるわけですが、

上昇の可能性が高い銘柄を探すには、

買い残より売り残の多い銘柄。



これを探すことです。

具体的には、

 売り残   1534千株
 買い残    767千株

というような形です。

その数字も、次第に増える形が望ましいといえます。
つまり同じ売り残でも、

         売り残             買い残

        678千株            356千株
        789千株            450千株
       1534千株            767千株

こんな増え方になるのが有望になります。

通常多くの銘柄は
買い残が多くなっています。
今後上がるだろうと見て証券会社や証券金融会社から資金を借りて株を買う人が多いからです。


売り残は大抵それを追いかける形で増えていきます。
最初は非常に少ないのが普通です。

でも株価が上がるにつれて、それを見た投資家の中に、


「こんな株がこんなに上がるのはおかしい。
そのうち下がるはずだ」


こんな考えの持ち主があらわれます。

彼らはどうするか。
カラ売りをします。
カラ売りとは株価が下げれば儲かる投資手法。
そこで下がることに賭けてカラ売り(信用取引で株を売る)を始めます。

それがうまく下げてくれればもちろん勝利です。
かなり儲かります。


空売りもそれなりに難しく、なかなかうまく行きません。
下がるはずの株が上がってしまうのです。

その結果、株価は次第に上昇してしまい、
同時にカラ売りされた株数もどんどん増えて、
信用取引で買われた量よりも増えてしまいます。

そんな状態になるのは、空売りしている投資家は、
なんとか株を売り崩そうとさらに売りを増やしますし、
中には上昇力の強さに恐怖感を覚え(株価が上がれば上がるほど損するためです)、
急いで買い戻そうとすることで、
それがまた株価を押し上げてしまうのです。


こうなると、カラ売りした投資家はどんどん不利になっていきます。
株価は次第に高くなるのでそこで降りれば良さそうですが、
それがなかなか出来ないのです。

株が下げた時とは逆に、もうそろそろ下げるだろう、
などと思ったりして。

つまり株価が下げてもなかなか売れないのと逆の現象が生じるってことですね。

そんな状況になっている銘柄は大抵売り残が買い残よりも多くなっています。
だからそんな銘柄を探して投資する。
こうすれば株価が上がりやすい銘柄にそうすることになり、短期に儲かりやすくなります。

売り残の多さは、やがてその株を買い戻す買いが入ることを意味します。

それだけ株が上がりやすいことに。

そんな株を探すのは、

株で稼ぎ続けるのに非常に有効なので、
楽しい作業になりますよ。

少なくとも私にとってはそうです。


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