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いまさら人に聞けない証券・金融用語の基礎知識(中級篇)
FX(外国為替証拠金取引)・裁定取引・先物取引
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外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)とは、少額の証拠金(保証金)を業者に預託し、差益決済による通貨間の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。
日本では1998年(平成10年)に外国為替及び外国貿易法が改正されてダイワフューチャーズ(現ひまわり証券)などが取り扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う業者もある。取引内容によってはハイリスク・ハイリターンとなるため、外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。
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外貨預金・外貨建てMMFなど、他の外貨建て金融商品と比較した場合の特徴を挙げる。
外国為替証拠金取引では、つねに何らかの通貨を売り、何らかの通貨を買う、という取引をする。これは最初は理解しにくいが、我々が通常日本円でバナナを買うときは、実際にはバナナを買って円を売っているわけである。これと同様に、日本円を売って米ドルを買う、米ドルを買ってユーロを売る、というような取引をしている。
このように、「買い」の方の通貨をロング、「売り」の方の通貨をショート、と呼ぶ。上記の例では順に、ドルロング円ショート(またはドル円ロング)、ユーロショートドルロング(またはユーロドルショート)という言い方になる。また、通貨のペアはUSD/JPY、EUR/JPY、EUR/USDなどと表記が決まっているので、ドル円ロングといえば円はショートされている。同様にユーロドルショートと言えば、ドルはロングされている。ただし同じ取引を、円ドルショート、ドルユーロロングなどという言い方は慣例としてしない。
外国為替証拠金取引では無いが、基本原理の理解の為にレバレッジ取引の例を示す。
例:
レバレッジ20倍の時、5000ドル相当の円を証拠金として預託すると、5000ドル×20倍=10万ドルの取引が可能となる。つまり、証拠金は取引額の5%。
1ドル=120円のときに取引開始して10万ドルを買い、その後、円高となって1ドル=115円になってしまったとする。 このときの収支は、
上記と逆に、円安となって1ドル=125円になった場合は50万円の利益となる。 つまり、初めの証拠金の60万円が110万円となり、およそ2倍となる。
本取引は、2004年4月1日施行の「金融商品の販売等に関する法律」(「金融商品販売法」)の改正により、「直物為替先渡取引」に該当することが明確になった。(金融商品販売法 第2条1項12号、同法施行令 第4条)
このため、業者はリスク等に対する説明義務が課せられる。説明が尽くされておらず顧客が被害を蒙った場合は、業者は損害賠償責任を負うことになる。(同法 第3条1項2号、第4条)
本取引は、かつては取引に関する法律(いわゆる「業法」)がなく規制もなかったために、多額の手数料を顧客から騙し取るといった悪徳業者が多発した。しかし、2005年7月1日に金融先物取引法が改正されたことで以下の規制がかけられたことにより、悪質な業者は今後次第に淘汰されていくものと思われるが、過当競争状態になっている証券会社などでのトラブルや、本取引を騙っての詐欺事件が後を絶たない。
【金融商品販売法】
裁定取引(さいていとりひき)
英語:arbitrage position)とは、金利差や価格差を利用して売買し利鞘を稼ぐ取引のこと。
古くは、商業取引に端を発する。ある場所ではありふれていて安い商品が、ある場所ではきわめて貴重で高値で取引されていたとする。安いところで買い、高いところに持っていって売るというだけで、利益を得ることができる。
金融取引が活性化してくると、金融の世界でも同じような取引が生まれた。金利の低いところで金を借り、金利の高いところで貸し出せば、元手が少なくても多額の利益を手にすることが出来る(参考:レバレッジ。)
このような取引が行われる結果、価格(金利)の低いところは需要増大で価格(金利)が上がり、価格(金利)の高いところは供給増大で価格(金利)が下がる。次第に価格差や金利差は収斂していく。特に価格が収斂していくことを法則として、一物一価の法則という。
裁定取引の対象となるまでは、別の市場として別の価格がついていても、対象となれば収斂するので、裁定取引には市場の接続、あるいは拡張の効果があることになる。こうすることで、より必要なところへ必要なものが供給され経済の資源配分が効率的になる。
先物取引(さきものとりひき)
先物取引(さきものとりひき)とはいわゆるデリバティブ(金融派生商品)の一つで、価格や数値が変動する各種商品・指数について、未来の売買についてある価格での取引を約定(やくじょう)するものを言う。対義語は現物取引。
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本来は、価格変動の影響を避けるための手段(リスクヘッジ)として利用されるが、価格変動を利用して利益を得るスペキュレーション(投機)取引というものがあり、今後の価格の上昇を予想して商品を購入し、実際に商品価格相場が上昇して売却した場合、またその正反対の場合には、差額を利益として得ることができる。
現物を持ち寄らずに、紙上や電子的に取引するため市場(いちば)よりも大規模な取引を行なうことが可能で、商品を取引する上での世界的な価格指標となる。
前提条件: 現物市場価格と先物市場価格は、常に同一(金利は捨象)
条件 その1
条件 その2
先物取引には以下の種類がある。
また、類似の取引として外国為替証拠金取引が存在する。
先物取引 - 金融広報中央委員会